市民後見人の会ひたち

お年寄りや障がいを持った方の成年後見人としての活動。成年後見制度の普及や啓発を行う「NPO法人市民後見人の会ひたち」のオフィシャルホームページです。


2018年04月

平成30年4月21日(土)14:00~16:00 事務所にて
今年度の始まりにあたり、総会に向けての準備を含めて理事会を開催しました。
理事6名中4名の出席となりましたが、今回の理事会は総会の定款変更や理事の任期満了による変更があることから、内容が重要な内容となりました。
また、受任件数が5件に増えたことの報告、現状の金銭管理や身上保護についても報告が行われました。
会の会計報告は十分なところまでは言っていませんが、総会に向けて税務処理、決算報告に向けての準備状況が報告されました。
これから5月27日の総会に向けてさらに準備を進めていくこととします。

先日、水戸市にある弁護士事務所に行ってまいりました。
3年ほど前から相談を受けてきた内容がありましたので、A弁護士とのかかわりを持たせていただきました。市民後見人の会ひたちに対する関心を寄せていただき、対話をさせていただきました。
その会話の中で相談に対する関わりを好意をもって受け止めていただいたようで「こうしたところが必要ですね。」との一言に、大変温かい心を感じ感謝の思いで帰ってくることができました。
専門職の後見人も市民後見人も同じ立場でどのように被後見人に寄り添っていくか、同じ視点に立てる方がいるということに安堵しました。(感想:理事 薄井)

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市民後見人の会ひたちでは、3月末と4月初旬に2件の後見受任が確定しました。
成年後見の1件と任意後見の1件、計2件ですが今回の受任については、いろいろ学ぶところが多くあります。ここで、徒然の思いを書き綴らせていただきます。お二人とも90歳近くご高齢ですが、お若く精神力があり、これまでの生きざまに思いを馳せてしまいます。そうした中でも、やはり認知症が出てきておひとりの生活ではなかなか厳しいものが出てきており、金銭的な管理、生活を見守る体制をどう進めるかという判断が求められます。
また、財産が潤沢にあるということではないことから、生活のありようには難しい判断が迫られます。
今回は、当法人でお断りしようかと考える案件でしたが、ご本人との関わりができていた事から心情的に見捨てるわけにはいかなくなりました。
ボランティア精神のもと進めていく法人としての思いを強く持ち、金銭管理を含めた見守りをしっかりさせていただきますことを決断いたしました。
様々なかかわりの方たちとの意見交換もご本人の立場に立って行ってまいりたいと思っています。
今後、高齢者や認知症の方が増えていく中で、市民後見人の会ひたちの役割の大きさと責任を感じながら後継者の育成の重要さも感じております。会員の皆様も高齢化、また、若い方は他にお仕事を持った中での活動ですので、今後、会の継続を考えますと少なからず不安を抱いております。
会員の皆様のさらなるご協力を切にお願いするとともに、ぜひ、こうした会の活動に賛同してくださる若い方の参加を期待いたします。

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